アメリカ人の探偵

アメリカ合衆国の探偵業

アメリカ合衆国の探偵業界の市場規模は、おおまかに言うと60億ドル規模で、事業所数は26,000ほど。米国の探偵業従事者の平均年収は約$46,000とされている。

探偵に関する法規の有無・免許制の有無等は各州ごとにまちまちである。

おおまかに言うと次の3つに分けることも可能である。

免許の類が全く不要な州
探偵の免許は必要なく、事業(ビジネス)を行う許可・認可類だけが必要な州(アイダホ州、アラスカ州、ミシシッピ州、サウスダコタ州、ワイオミング州)
数年以上の捜査実務経験や、トレーニングの教程を受講したり試験に合格していることが探偵の免許の要件になっている州(カリフォルニア州、ヴァージニア州)
探偵の武器の所持についても、州ごとに異なり、許可されない州と、許可される州とがある。正当防衛を目的とした小型武器の携帯を申請する事が認められている州もある。

一般的に、警察官と探偵の兼業は禁止されている[10]。なお、警察をすでに退職した「元警察職員」であれば探偵社に就職できることが一般的。カリフォルニア州のように、探偵が免許制で、その条件に捜査実務経験が含まれる場合、警察官としての実績の一部が「捜査経験年数」に算入され、個人開業に役立つ場合もある。

債権の売買・回収、法執行、民間依頼の保釈義務不履行の逮捕連行を行う探偵も多い。

ピンカートン探偵社(世界探偵協会加盟)は北米最大の法人探偵社であり、他にもシカゴの「ハーグレーブ・シークレットサービス」がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

関連記事一覧